リオのオリンピックで柔道日本代表の獲得メダル目標と日程
2016/10/24
オリンピックでは、
柔道は是非とも、金メダルをたくさん
獲得してもらいたいですね。
発祥国の日本としては、柔道だけは負けられません。
ロンドンのゴールドメダリストは、
松本薫選手一人だけでしたからね。
ここでは、
日本代表のメダル獲得の有望な選手をご紹介したいと思います。
オリンピックの柔道日本代表を紹介
柔道だけは国際大会で負けると大変くやしいですね、ましてや、オリンピックになると重みが全然違うと選手本人が言います。それも、金メダルでなければ負けと同じですからね。選手も「一本を決めて勝つ」と教育されてきていますから銀や銅では喜ばないのです。うれしくないのでしょうね。
けれど、柔道がオリンピックに採用され「JYUDOU」になってからは、試合内容や判定の考え方も随分と変わりました。各国の武術や柔術などの要素も組み込まれ、判定も細分化されてしまいました。最近では、最初からの足取り禁止と判定の効果などはなくなり、日本の講道館ルールに少し戻ったようです。
世界的にはまだ、パワー柔道という感じは否めません。腕力で相手をねじ伏せる柔道では面白くありません。内股、一本背負い、大内刈りなどの技で決めてくれると観ていても楽しいです。
私の中では、山下泰裕、斎藤仁、小川直也 、篠原信一 、古賀稔彦、吉田 秀彦、井上康生、野村忠宏、石井慧など内外で活躍した柔道家は出てくるのですが、最近ではコレといった名前は聞き及びません。リオでは世界に名を轟かせてもらいたいです。
≪日 本 代 表≫
男子60k級 髙藤 直寿/女子48k級 近藤 亜美
男子66k級 海老沼 匡/女子52k級 中村 美里
男子73k級 大野 将平/女子57k級 松本 薫
男子81k級 永瀬 貴規/女子63k級 田代 未来
男子90k級 ベイカー茉秋/女子70k級 田知本 遥
男子100k級 羽賀 龍之介/女子78k級 梅木 真美
男子100k超級 原沢 久喜/女子78k超級 山部 佳苗
以上が代表メンバーです。
オリンピック三連覇した野村忠宏氏でさえ、最初のオリンピックに出発する時は空港で顔も名前も知られていないので、報道陣からまったく相手にされなかったみたいです。金メダルを取って凱旋すると手のひらを返したような歓迎ぶりだったと言っています。
その様な、選手が増えることを期待して応援していましょう。
日本柔道のメダル獲得目標
「柔よく剛を制する」で身体の大きい者、体重が重い者、腕力が強い者が勝つ武術ではないのです。講道館、日本の柔道ですから技をかけ合って勝敗を決める。これが、柔道の醍醐味なのです。
そもそもは、講道館と学生柔道連盟が、主導権争いに明け暮れている間に、元々はヨーロッパ柔道連盟だった組織が国際柔道連盟になって、世界の主流派になってしまったのです。くだらない、お家騒動をしている結果で、オリンピックの柔道のルールは日本のものと随分かけ離れたものになってしまったのです。
リオのオリンピックでは、山下泰裕強化委員長は「男女合わせて4個、できれば6個の金メダルを取りたい」と述べています。実際のところは、全ての階級でメダルは取れると思っているらしいです。
どの競技についても言えることですが、怪我をしていない選手はいないので、それがどれだけ回復していて試合の時、本来の力が出せるかが重要なのです。
男子は、高藤、海老沼、大野、永瀬、ベイカー、羽賀、原沢の代表7人については全員メダルが期待できます。
その中でも、金メダル候補をあげてみたいと思います。
◆大野 将平(73kg級)
2012年12月のグランドスラム東京で中矢力に勝って優勝。翌年のリオの世界選手権でも優勝して初の世界一になりました。2014年の同大会では4回戦で負けましたが、翌年は中矢選手に勝って、また世界一になりました。今年は、2月のグランプリ・デュッセルドルフ、全日本選抜体重別選手権で優勝しました。
◆永瀬 貴規(81kg級)
2013年11月のグランドスラム東京に初出場すると、実力的には評価されていませんでしたが何んと初優勝を飾りました。翌年も優勝し、2015年の世界選手権でも優勝し世界一になりました。2015年のグランドスラム東京では審判の誤審により準決勝で敗退。今年の全日本選抜体重別選手権で優勝しました。
◆羽賀 龍之介(100kg級)
大学生の時に肩の脱臼の手術をしてから、それまでの柔道が出来なくなり結果も伴いませんでした。2015年2月のヨーロッパオープン・ローマとグランプリ・デュッセルドルフと8月のアナスタの世界選手権と12月月のグランドスラム東京と4連続優勝して見事に復活しました。
次に、女子の金メダル候補をあげてみたいと思います。
◆中村 美里(52kg級)
2008年の北京オリンピック代表に19歳で選ばれ銅メダル獲得し、翌年の世界選手権で初優勝。その後、グランドスラム大会全制覇を成し遂げました。実力的にも金メダルが確実だったロンドンでは初戦で前回の北京で敗れた安琴愛と対戦することになり、残念ながら雪辱は果たせず敗退。そして、膝の手術のため長期離脱しました。ようやっと、2015年の世界選手権で優勝し3度目の世界一に、12月のグランドスラム東京、今年の全日本選抜体重別選手権で優勝しました。
◆松本 薫(57kg級)
2010年に世界選手権東京大会で優勝しグランドスラムを全制覇しております。2012年のロンドンオリンピックでは、柔道で唯一の金メダリストとなりました。それで、松本選手は世界選手権、ワールドマスターズ、グランドスラム、オリンピックなどの大会を完全制覇した最初の選手となりました。が、その後怪我による手術のため長いブランクがありました。復活優勝したのは2015年の世界選手権アスタナ大会でした。12月のグランドスラム東京では2回戦敗退。今年2月のグランプリ・デュッセルドルフで優勝しましたが、全日本選抜体重別選手権では凡ミスで敗退しました。
オリンピックの代表はIJFランキング、国内ランキング、近年の国際大会の実績に基づいて選ばれます。代表を決めるのに一発勝負ではなく、ポイント制を含めて近年の内外の大会の成績から、オリンピックでメダルを取れる選手を選ぶのです。
IJFポイントは、オリンピック、世界選手権大会、大陸選手権を除く国際大会を4つに格付けされた柔道国際大会で、一定の成績を収めた選手に与えられるポイントで、獲得ポイントによってオリンピックへの出場権が決まります。
IJFポイントの上位が日本人ばかりでも、1階級には1人しかエントリー出来ませんが、出場選手は、その国の判断にまかせられます。ですから、4月の体重別選手権で優勝してもオリンピック代表に選ばれない選手が出てきたのです。
石井慧選手は勝つ柔道、金メダルを取る柔道をしていました。柔道の国際ルールにのっとって、ポイントを相手より1ポイントでも多く取って勝つ。オリンピックの金メダリストになると合理的な考え方を貫きました。
オリンピックで一本で決めて勝つのは、現在のルールでは難しいことです。
日本柔道の日程
もう少し、柔道の審判は技術の向上を願いします。最近ではスロービデオを用いていますが、命をかけてオリンピックに出場している選手のためにも、正しい判定をしてもらいたいものです。
今は、プロレスラーの小川直也が言っていました、柔道は一日で金メダリストを決めるために5試合もするので、身体にエネルギー源となる脂肪が必要で、筋肉だけでは一日を戦いぬく体力は出てこないと。今の、小川の身体は柔道家の時より脂肪が、そうとう削ぎ落とされています。プロレスラーは1日の試合時間が短いので脂肪は必要なく、スピードを重視するそうです。
1日のスケジュールは、次のようになっていますが、決勝までいくには5試合も戦わなければいけません、かなりハードですね。
《試合開始時間 10:00~13:00 15:30~18:10》
1・2回戦・準々決勝・敗者復活戦・3位決定戦・準決勝・決勝
8月6日(土) 男子60k 髙藤直寿/女子48k 近藤亜美
8月7日(日) 男子66k 海老沼匡/女子52k 中村美里
8月8日(月) 男子73k 大野将平/女子57k 松本薫
8月9日(火) 男子81k 永瀬貴規/女子63k 田代未来
8月10日(水) 男子90k ベイカー茉秋/女子70k 田知本遥
8月11日(木) 男子100k 羽賀龍之介/女子78k 梅木真美
8月12日(金) 男子100k超 原沢久喜/女子78k超 山部佳苗
講道館柔道の当初の形は組み手から始まりました。お互いに前襟と袖を持って組んだ所から始まったのです。そして勝敗は一本勝ちだけでした。
しかし、競技になると時間が制限されたり、技が限られました。組み手から始まらず近寄って行って組もうとする所から始まります。
そして、世界に出たところで、寝技など体格差で大きい者が有利になりました。他のスポーツでもいわれるように「日本人が勝つと規則が変わる」、そんな感じがします。
今ではポイント制で、後半で逃げて注意を受けても、ポイントを逆転されなければ勝ちになります。
また、技を重んじる日本の柔道では、十分な体制にならなければ組む事もできませんが、世界柔道では襟や袖を取らなくても、とりあえず相手を捕まえて、体制に関係なく技をかければいいという事になり、更に力技だけで十分という考えになっていったのです。
ところが、日本柔道の教えは相変わらずの一本勝ち主体のもので、国民の多くも一本勝ちを要求しますからね。
こちらの記事もどうぞ。
リオのオリンピックの開会式と開催時期や競技日程を紹介!
最 後 に!
とにかく、オリンピックの試合開始まで怪我なく挑んで、持っている自分の力を100%出し切ってもらいたいです。
バルセロナ・オリンピックの古賀稔彦選手みたいに、試合前の練習で膝の靱帯を痛めたのでは、あまりにも可哀そうすぎます。晴れのオリンピックの舞台で、あの一本背負いで金メダルを取るところを観たかったです。
しかし、彼は怪我を押して見事に金メダリストになりました。
最後まで、読んでくださりありがとうございました。
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