新盆の御仏前の書き方は？金額は？薄墨とは？

この夏の暑い時期になりますと

ご先祖さまの霊を供養するお盆ですね。

お盆は旧暦の7日15日におこなわれます。

ここでは、新盆を迎えられるご家族について

知っておきたいことを

ご紹介したいと思います。
 
 

新盆の御仏前の書き方は？

お盆は地方によって異なりますが、
７月か８月の13日～16日に渡って行われます。

不祝儀袋の書き方や「しきたり」は、
そんなに、頻繁にあるわけではないので
忘れてしまうことも多いですし、
宗教、宗派、地域、もっといえば家庭によっても
違いますので大変戸惑うものです。

近い親族の方が亡くなられた時の新盆では
どのようにすればいいのでしょうか。

不祝儀袋の書き方は「御霊前」「香典」「御仏前」などが思い浮かびます。

「香典」は仏式の葬儀の時に霊前に供えるお供物のことで、葬儀以外では用いません。
「御仏前」「御供」「御香」「御香資」「御供物料」を仏前の表書きとして使います。

新盆に限り「御提灯代」でもいいですね。
 
 
 

新盆の御仏前の金額は？

一番いいのが、他の親戚に聞くことです。
御仏前はいくらくらいが相場なのか。
御仏前のほかに、何かお供えとして持っていくのか。
どちらも、地域性や宗派や各家庭(ご先祖代々からの慣わし)
などによって大きく異なります。

「御仏前」3000円～5000円に、読経後に会食が予定されているなら、
お料理と粗供養 (引出物) の実費相当を加算した額を目安として包みます。

お坊さんも呼ばず、会食も出なければ3000円に御供(物）で
3000円位の日持ちする物などお持ちください。

御仏前の封筒の中包みには、表側の中央に金額を、
裏側には住所と氏名を忘れずに書いてください。
 
 

新盆の御仏前を薄墨で書くのはなぜ？

どのような書状を書くにも心をこめて丁寧に墨をすります。
しかし、ご不幸の場合は「予想していなかった思いがけない事」ですから、大急ぎで対応しなければなりませんので不祝儀の場合は、
「例外的に薄墨になってしまうことも許される」というのが本来の考え方です。

「新札を用いない」というのも同じ理由です。
急な事ですから、その時に財布の中にあったものしか用意できません。

しかしながらこの作法は誤ったとらえ方で広まっています。
本来なら「薄墨でもいい。使い古したお札でもいい」
という考えかただったのにいつの間にか
「薄墨でなければならない。使い古したお札でなければならない」
というとらえ方をされるようになりました。

結論から言うなら濃墨でも新札でも全く問題ありません。
 
 
親戚間での冠婚葬祭で、迷ったら 1万円と決めておくことです。
呼ばれた結婚式と、近い親戚の香典を除いて、あとは 1万円にしましょう。

いろいろなお付き合いがあると思われますが、呼ばれていない結婚式、
少々遠い親族の香典、家やお墓の新築、病気や災害の見舞い、
出産や入学などは、 1万円として、あとは適宜増減を考えればいいと思います。
 

【一周忌　お布施】

http://waku2desu.com/1257.html
 

ま　と　め！

葬儀のことで、その地域で過去から当たり前のことは、誰も説明してくれません。あなたにとっては初めてのことでも、周囲の参列者には常識ですから、その地域の常識知らないと常識知らずと判断されてしまいます。
最初に親族や近くの年配者や知人に教えてもらいましょう。

最後まで、読んでくださりありがとうございました。