オリンピック　体操日本代表の競技種目や団体のルールを説明

オリンピックで、

日本でもメダルが有望視される男子体操が始まります。

日本国内の最終予選でもレベルの高い争いでした。

大変な緊張感の中の競技でミスをした選手が

何名か出てしまいました。
 
 

ここでは、

男子オリンピック日本代表選手について

お伝えしたいと思います。
 
 

オリンピックの体操の日本代表

5月5日に、五輪代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権最終日決勝が行われ、男子床運動は世界王者の白井健三（日体大）が16、650の高得点で制し初の代表に、田中佑典と山室光史はいずれも2大会連続の代表に選ばれました。
 
 

既に代表に内定している内村航平と加藤凌平が団体総合でチームを組んだ時に、得点を最大化できる三人を3大会の結果から選出し、アテネ五輪以来の金メダル奪回を狙う5人が選ばれました。内村選手は唯一出場した鉄棒を15.700で制しました。
 
 

体操はメンタルが大いに作用するのですね。
五輪代表最終選考会で高得点を出せば、オリンピックに出場できるかもしれないという試合で着地に失敗し手や膝を着いたり、鉄棒やあん馬では落下する選手が何人かいました。
 
 

あの内村選手でさえも鉄棒で、金メダルを獲得するにためには必要な離れ業を3つ成功させましたが、他の所でバランスを崩してしまい完璧な演技はできませんでした。けれど、この完成度ならば金メダルは確実でしょう。
 
 

「ひねり王子」こと白井選手は、まだまだ伸び盛りなのか新しい技を披露したり、完成度も確実に増していました。人間はどこまで成長するのでしょうか、乗り越えられない壁は無いような感じがしますね。

この5人の選手はリオで大活躍して、体操ニッポンを復活してくれることでしょう。今度のオリンピックは楽しめそうです。
 
 

オリンピックの体操の競技種目

男子の個人総合では，床・あん馬・跳馬・吊り輪・平行棒・鉄棒の種目が有り，全選手がまず予選を行います。その内上位者が決勝ラウンドに進み，同様に，競技種目を順番に行いなす。
 
 

その結果，全種目合わせた合計点数の高い選手が優勝ですが，個人総合の予選で，床や鉄棒などの種目別競技の決勝に進みメダルを狙う選手などは，各種目を行う際に，2回ずつ演技し，上位六人が決勝に進み，種目別決勝で，それぞれの種目を行います。
 
 

★鉄　棒
内村選手は、カッシーナ、コールマン、ゲイロードⅡの離れ業が決まれば、オリンピックの種目別でも金メダルは取れると本人が確信しています。五輪代表最終選考会でも、この3つの技を成功させましたが、他の所でバランスを崩したところがあり、本人は納得がいかない演技のようでした。素人の私が観ていると文句のつけようが無い演技でしたが、これを超える演技は誰もできませんね。金メダル間違いなしです。
 
 

★床
ひねり王子の白井選手の独壇場ですね。まだ、19歳ですから末恐ろしい選手です。新しい技を次々に開発し、さらに精度を上げてきています。白井/グエン、白井スリー、リージョンソンなどの技を繰り出し、現時点では世界に勝てる男はいないでしょう。
 
 

★跳　馬
これまた、白井選手が「白井/キムヒフン」という技があり有力です。内村選手も負けてはいません。
 
 

つり輪、平行棒、鞍馬もメダルは有力ですが、中国が各種目ごとに専門の選手を育成していますから、厳しいところです。特に、鞍馬は絶対という選手がいないのです。平行棒、つり輪、跳馬に関しては山室選手がキーマンだと思います。
 
 

オリンピックの体操の団体戦のルール

体操競技はルール改正により、以前のように団体で選手が6人と固定されずに、各種目ごとに選手を代えられるようになりました。その結果多くの金メダルを取れるように世界各国は、それまでの個人総合で金メダルを取れるようなオールラウンダー（内村航平選手）を育てるより、各種目ごとに秀でるスペシャリストを育てるようになりました。
 
 

今の団体戦は種目別のスペシャリストを集めた方が有利なので、中国は「団体と種目別」を狙う作戦に切り替えています。日本は実力は互角ですが、団体では作戦負けしています。

中国などの社会主義の国は金メダルの数を増やそうと、顕著にその傾向が現れました。その結果団体戦や種目別で中国は強くなったのです。でも日本は世界各国の考え方は用いず、「技と美しさを兼ね備えた体操」ができる、オールラウンダーの育成の強化をしてきた結果、内村選手がオリンピックと世界選手権で現在個人総合で7連覇中なのです。

選手を育ててきた方々も、自分たちの育成方法が間違ってなかった、と喜んでいることでしょう。
 
 

体操競技の場合は，各種目ごとに各国から三人ずつ出場して，それぞれ演技を行い，最終的な合計点数の一番高い国が優勝となります。最近は，北京オリンピック以降，男子の団体戦では，中国が金メダルを取っているので，リオでは，日本が頑張って欲しいものです。
 
 

各選手は、それぞれ得意な種目がありますので、一番高得点が上げられそうな種目を選んでみました。
 
 

★床=加藤 内村 白井

★鞍馬=田中 加藤 内村

★つり輪=田中 内村 山室

★跳馬=山室 内村 白井

★平行棒=田中 山室 内村

★鉄棒=加藤 田中 内村
 
 

この組み合わせで金メダルを獲得してくれるでしょう。
内村選手は全種目にエントリーですので体力面で心配です。それから、鞍馬は日本にはスペシャリストといわれる選手がいないのです。日本は昔から鞍馬は強くなかったですね。
 
 

こちらの記事もどうぞ。
バレーボール女子日本代表のメンバーとリオの日程と出国を紹介
 
 

最　後　に！

日本の最もメダルの期待できる種目の男子体操です。
オリンピックまでケガなどなくベストコンディションで挑んでもらいたいですね。

内村、白井の両選手は普段道理の力を出せば金メダル間違いなしですから、楽しみにテレビ観戦しましょう。

最後まで、読んでくださりありがとうございました。