将棋のプロ棋士になるには奨励会試験の合格を目指す勉強を!
2016/10/24
「将棋指し」あこがれの響きがありますね。
野球、サッカーは小、中、高とやってきましたので、
自分の実力はいやというほど分かっています、
プロの選手になるのは到底無理なことは
自分が一番よく知っています。
けれど、将棋はNHK杯をテレビで観るぐらいなので、
まだ「憧れとかっこ良さ」はあるので、
生まれ変わったらなってみたい職業の一つです。
ここでは、、
「将棋指し」を目指す方法をお伝えしたいと思います。
将棋のプロ棋士とは
将棋のプロとは、日本将棋連盟から技量が優秀で奨励会の三段から四段に昇段を認められて、給料や対局料をもらえる人のことをいいます。まあ、将棋を指して生計を立てている人達です。
只今現在、187名ほどの棋士がいます。この人数が多いか少ないかは、いろいろと意見があるところだと思いますが、もう少し増やしたほうがファンとしては楽しいですね。
現在、将棋界の頂点のA級が10人とは少ないです。日本中の将棋に興味のある人の中からですからね。倍の20人ぐらいにしたほうが対局数が増えてファンは楽しいです。
現状ではA級の下位2名が自動的にB級1組に落ちる制度です。けれど、A級を20人にして17、18位の棋士はB級1組の3、4位と三番勝負の入れ替え戦を行うなどしてファンを楽しませなければ、プロ棋士になろうという子供やファンも減ります。
プロ棋士となれば、報酬も1億円以上がゴロゴロいなければ魅力がありません。プロ野球選手同様に小さい時から将棋一筋に打ち込んできたのですから、当たり前のことです。
現在の将棋連盟の運営をみていますと現役の棋士が携わっていることが多いようで、将棋を指しながら運営の仕事もするのは難しいことです。運営はその道のプロに任せて大いに利益を追求してもらえばいいと思います。
営業面で専門家の力を借りて将棋連盟の収益を増やすことを、実行に移さないといけない時代になってきています。少子高齢化ですから、ますます、優秀な子供が将棋界に入門しなくなってくるのは目に見えていることです。
将棋ファンとしては、優秀な若手が増え素晴らしい対局も増えることを望んでいます。それには、それに応じた報酬も当然ながら必要です。
タイトル戦などは、新聞社が主なスポンサーなので、これ以上棋士を増やしてもスポンサー料が増えない限り手取りのお金は減ることになりますので難しいところです。
多方面に渡って収益の確保を考えないといけません。A級順位戦、タイトル戦、有名な棋士の対局などは、ダイジェストでいいですからテレビの有料放送で流すべきです。予選でも羽生名人の対局はみたいものです。
トップの羽生名人になると将棋連盟から受け取る報酬だけでも1億円は越しています。その他に、講演料や本の印税など含めると倍近くはあるでしょう。
けれど、プロ野球などに比べたら大変高額な報酬を得ている棋士は少ないです。両者とも小さいうちから、それに打ち込んでようやっとプロになれるのですから、将棋界も魅力のある職業にしなければいけませんね。
将棋のプロになるには奨励会の試験を受けよう
奨励会とは将棋のプロを養成する機関です。まず、ここに入会しなければなりません。奨励会に入会するには年齢に見合った以下のような棋力が必要です。
≪受験できる級位≫
満15歳以下 6級以上
満16歳以下 5級以上
満17歳以下 4級以上
満18歳以下 3級以上
満19歳 1級
一見、やさしそうですが基準が奨励会ですから、全国から集まってきた強豪が揃っていますので、なかなか手強いです。奨励会の6級はアマチュアの4、5段のレベルだそうです。コンピューター将棋で一番弱いレベルで遊んでいる、私には恐ろしいレベルです。やっぱり、楽な仕事はないですね。
奨励会に入るには入会試験を受けなければなりません。受験にはプロ棋士の推薦が必要なのです。実力も無いのに誰でも受験するのを防いでいるようです。
ですから、どうにか伝手を頼ってプロ棋士を紹介してもらったり、小、中学生の大会やアマチュアの大会で優勝して目立ったり、プロ棋士と繋がりがある道場に通って実力を認められる様にすることが必要なようです。
なお、例外として、満15歳以下で、研修会C1クラス以上または試験開催年に行われた日本将棋連盟主催の小・中学生全国大会ベスト4以上の者であれば、棋士の推薦なしでの受験が可能ということです。
研修会とは奨励会の下部組織です。こちらも入会には試験がありますが、必ずしもプロを目標とするためのものではありません。
奨励会の入会試験は一次と二次があり、一次では受験者同士で2日間6局対戦して確か3勝か4勝以上で合格、二次では奨励会の会員と3局対戦して1勝でもできれば合格だそうです。これに加えて二次では筆記試験と面接試験があります。二次試験まで行けば、たいがい合格するそうです。
棋力としては、アマチュア四~五段以上の力がないと受からないようです。アマチュアの全国大会出場者がだいたい四〜五段くらいの棋力ですから、奨励会に合格する人はまさにアマチュアトップレベルの力を持っているわけです。
◆試験の内容は次のようになっています。
<一次試験>
1日目 筆記試験 対局試験(他の受験者と2局)
2日目 対局試験(他の受験者と3局)
<二次試験>
・対局試験(奨励会員と対局)
・面接試験
うちの、近くの私鉄の駅で森内前名人を何回か見かけたことがあります。70歳ぐらいの方が駅の改札口まで迎えに来ておられました。将棋道場の方でしょうか。森内前名人は、大変おちついた雰囲気で180cmぐらいはあり、ガッチリした体格の方です。
将棋のプロを目指す方法をご紹介
よく、トップ棋士何人かに将棋はどうやって覚えたのですかと聞くと「駒の動かし方だけを教えてもらって、後は本を読んで覚えた」と言っていました。今では、パソコンやスマホがありますが、最初の覚えたては、入門書をみながら将棋盤に駒を並べて覚えるのでしょうね。
小学校2~3年生で将棋を始めるみたいですが、この位の小さい子は自分の嫌なことはやらないものです。面白いからこそ一生懸命にやるのでしょう。自分もこの位の時は、野球が面白くて誰に強制されるのではなく自主的に楽しく毎日やっていました。
「好きこそ物の上手なれ」で、プロ棋士になる人は手取り足取りで将棋を教わらないのです。将棋の面白さに引き込まれ本を読んで勉強をしたり、町の将棋道場に通ううちにめきめきと力を付けていくのです。
子供達の将棋をみていると指す手が早いです。何も考えないで感覚で指している感じです。プロの棋士も、「考えていちゃダメ、早く指す訓練をすること」と言います。奨励会を目指す子供は、いい手しか頭に浮かんで来ないのでしょう。
今では、パソコンやインターネットの環境が整っているので、自分のレベルに合ったパソコンの将棋と好きな時に好きなだけ、将棋を指せますから上達も早いかもしれません。いい大人が簡単に負けるのも分かりますね。
米長元名人の本に書いてありましたが、弟子を取っても師匠は将棋を指さないし、アドバイスもしないそうです。弟子と将棋をする時は「君はプロになる実力がないから、もうあきらめなさい」という時だそうです。弟子に勝たせてあげて、いい思い出にして故郷に帰えらせるそうです。
プロからみれば、将来この子は延びるかどうかわかるのですね。
また、将棋界の長い歴史において、中学生でプロ棋士になったのは、加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生善治名人、渡辺明竜王の4名だけです。名人になったのは、谷川浩司九段、羽生善治名人だけですが、渡辺明竜王は若いのでチャンスは大いにあります。加藤一二三九段の凄いところは現在76歳にて現役の棋士ということです。
10代でも、プロの将棋指しになれるということですね。
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最 後 に!
将棋はヘボでも楽しめますし、プロの対局をみて解説を聞いているだけでも楽しいです。
近頃では、パソコンやスマホでも好きな時に、自分の棋力に合ったレベルで楽しめます。
小さい子供達にも、プロを目指すかどうかは別にして、この知能ゲームを覚えて楽しんでもらいたいです。一生の宝物になりますよ。
最後まで、読んでくださりありがとうございました。
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