福士加代子がオリンピックのマラソン代表　プロフィールとコースは？

福士加代子選手がリオのオリンピックの

女子マラソンに出場します。

高校時代に陸上のトラック競技、3000ｍ、5000ｍから

始まりオリンピックのマラソンでメダルを狙います。
 
 

何んといってもブラジルですから夏のマラソンです。

暑さ、湿度対策が必要です。

4度目のオリンピックで今回が最後だと思い、

本人は“金メダルを取る”とにこやかに公言していますので、

大いに応援したいですね。
 
 

福士加代子選手がオリンピックのマラソン代表

福士加代子選手がリオのオリンピックで金メダルに挑戦します。

今年1月の大阪国際女子マラソンで日本歴代　7位の2時間22分17秒のタイムで優勝しオリンピック派遣標準記録を突破しましたが、すぐにオリンピック出場内定がもらえなかったのです。
 
 

まだ、選考レースの一つである名古屋ウィメンズマラソンが残っていたので陸連側もテレビ局やスポンサーの手前、福士選手に内定をハッキリと出せなかったのです。

オリンピックや世界選手権の選考大会は一つのレースに決めて、上位3名を代表にすれば一番スッキリして公平だという意見もあると思いますが、そうするとスポンサーが減り収入も減りますので、女子の陸上界の衰退に繋がる恐れがあるので毎回批判がでますが、今の選考方法を取っているのです。
 
 

最後のオリンピックという覚悟があるようで、4月には鹿児島の徳之島で起伏のある道をそうとう走り込みました。永山監督は「マラソン練習のための脚作りです。まだ、軽めです」と言っていましたが、居合わせた社会人の監督は「ガンガン走っていた。やっぱり強い」と舌を巻いていたそうです。
 
 

福士選手はうちの近くの治療院に通っているので何度か見かけたことがあります。小柄で大変細い人です。長距離の選手はあそこまでぜい肉を落とさなければいけないのですね。

その治療院の先生とは顔見知りでたまに話をするのですが、最初に福士選手が治療しに来たときは“小　顔”にしてほしいと言われたそうです。やっぱり女の子なのですね。先生もあきれてしまい、まず身体を治してからだと念をおしたそうです。
 
 

その先生は一日に2人ほどしか治療できないらしいです。1人2時間の治療で1日2人が体力の限界だそうです。そうとう腕がいいのでしょうね。2～3ヵ月先まで予約で一杯だそうです。

オリンピック選手が来るぐらいですから当たり前でしょうか。治療費も高く会社の社長さんクラスが顧客だそうです。我々、庶民ではとうてい行けませんね。
 
 

福士加代子選手のプロフィールを紹介

女子マラソンの日程
8月14日(日)　　午後9時30分スタート　(日本時間)　　
TBSテレビ

日本では、ちょうどいい時間帯で見られますね。
 
 

≪福士選手のプロフィール≫
★1982年
青森県板柳町出身。3人兄弟の末っ子として誕生。

★1997年
青森県五所川原工高に入学し陸上競技を始める。

★2000年
ワコール入社

★2002年
3000ｍで8分44秒40、5000ｍで14分55秒19の日本新記録を達成する。

★2004年
日本選手権1万ｍで3連覇を達成。アテネ五輪では1万ｍは26位。

★2006年
ハーフマラソンで1時間7分26秒で日本新記録を樹立。

★2008年
大阪国際女子マラソンで初マラソンに挑戦するが脱水症状で何回も転倒して19位。

★2012年
ロンドン五輪に出場。5000ｍ予選敗退。1万ｍ10位。

★2013年
世界選手権マラソンで銅メダルを獲得。

★2016年
大阪国際マラソンで2時間22分17秒で優勝しリオ五輪の代表に選出。
 
 

高校時代はキツイ練習は避け楽しく陸上競技をし、まさしく天真爛漫な女子高校生だったようです。

けれど、初めて出場した“アテネ大会の1万メートル”で優勝した中国選手に、3分以上も離されての26位の結果はショックが大きかったようです。応援に来ていた高校時代の監督は福士選手のあまりの落胆ぶりに「このまま、陸上競技をやめてしまうのではないか」と心配だったそうです。

そこで、監督は「負けたことに負けちゃダメだよ」の言葉を送り続けたそうです。
 
 

それ以来、この言葉を胸にした福士選手は、初マラソンの2008年大阪国際では脱水症状になり、何度も転倒しながらもゴールに着きました。ロンドン五輪の選考会でした同大会でも2時間37分で代表落ちしました。

しかし、失敗するたびに恩師の言葉を噛みしめて立ち上がり、その執念で2013年の世界選手権で銅メダルに手が届きました。マラソンでの過去のスタミナ切れの反省から学んで、食事面に注意をして体重を3キロ増やし選考会で優勝をしてリオの代表に選ばれました。

いろいろと苦労をして涙をながして来ましたが諦めず積み重ねた経験で、カーニバルの地できっと微笑むことができるでしょう。
 
 

オリンピックのマラソンのコース

マラソンのコースは、マラカナン地区の中心でリオのカーニバルの会場でもある「サンボドロモ」からスタートをして、市街地を抜け海沿いを南北に走る周回コースを3周して、また「サンボドロモ」に返ってゴールとなります。
 
 

起伏は少ないのですが路面状態がよくなく、アスファルトのつぎはぎや傾斜した所が多いので走りにくく、海沿いなので風の影響も考えられ体力の消耗になりそうです。その日の天候により温度や湿度も変わってきますので考慮が必要です。

また、その平坦さが勝負のポイントになりそうで、スピードの上げ下げで他の選手に揺さぶりをかけて勝負に出て来るでしょう。

 
 

ここのところ、世界のレベルは飛躍的に向上して仕舞いました。特にアフリカ勢などはチームでマラソンを戦います。ペースメーカーのいない、五輪や世界選手権では35kmまで先頭を交代引っ張り、ダミーがスパートを仕掛けて他の選手の力を削ぐなど、チームで戦略を駆使したりします。

実力の有る選手がチーム戦略で戦うアフリカ勢と、それよりは能力の落ちる、個々の選手がそれぞれに戦う日本や他の国とでは、どちらがメダルの可能性が高いかは明白かもしれません。

日本勢は、伊藤舞選手や田中智美選手も出場しますが、ここは一発屋タイプの福士選手が期待されます。終盤までアフリカ勢に先頭を走らせ風よけに使いながら体力を温存して最後で福士選手のスピードで勝負をする。これがベストなシナリオです。
 
 

7月にはアメリカのボルダーで合宿をしました。
「練習はたいへんキツイが明日のためにやっている。明日の自分のためにやっている」とぼやきながらも笑顔でやるところが彼女らしいですね。

シドニーの金メダリスト高橋尚子は28歳、アテネの金メダリスト野口みずきは26歳でした。福士選手は34歳になりますので年齢との戦いも出てきます。
 
 

そのためか、練習も工夫がみられました。40キロ走では3キロごとに目標タイムを変更してペースの上げ下げに対応したりして見事に完走しました。ケガで出遅れていましたがリオへ明るい兆しがみえてきました。

その後には、プールで泳ぐことでマラソンの疲れを取ったり、合宿所では1台2000万円する「高酸素カプセル」に入り披露の回復に努めています。カプセルに入る時間は2時間でほとんど寝て過ごしています。
 
 

そして、食事中も負傷した足のアイシングと電気治療は欠かせません。疲労が溜まる34歳、試せることは何でもやります。リオ直前、今の正直な気持ちは「足のケガは大丈夫だが、自分のやれるパフォーマンスの低さにイライラしている」そうです。

「明日の練習のことを考えると寝る前からシンドイが、翌日になればユニホームに着替えてシューズを履いている自分がいる。リオデ金メダルを取るために今頑張れる」と。
 
 

「先人達は偉大だなと思う。オリンピックで金を取るということは。でも、やった人達がいるから自分も出来るという部分もある」と言います。

高橋尚子さんは言う「オリンピックの最後の追い込み時期なので、身体も疲れているし不安にもなってくる時、ただもう少し近くなるとスッキリしてくる。冗談も本音も言っていつも通りの福士選手なので安心した」と。
 
 

福士選手は、国内の中距離と違い、なかなかメジャーな長距離の本番（特に夏）では結果が出ないですが、個人的には一番、オリンピック女子マラソンでの結果に関心のある選手です。

あとの選手は安定していても小粒で貧弱な感じがします。福士選手は一発屋的ですが、それだけに期待が持て頑張ってほしいものです。

顔だち体育会系の受け答え、いかにも自然体でほほえましく、大変に好感が持てます。自分自身のために、競技生活での大輪を咲かせてほしいものです。
 
 

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最　後　に！

女子のマラソンは8月14日（日）　午後9時30分スタートなので、日本では観戦するにはちょうどいい時間です。

ブラジルには日系人も多く応援も多いようです。
日本からも盛大な応援で各選手が持っている力を全て出して完走してもらいたいですね。

最後まで、読んでくださりありがとうございました。